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【GDN】不要なプレースメントを除外すればパフォーマンスが向上する。

【GDN】不要なプレースメントを除外すればパフォーマンスが向上する。

GDNでは忘れてはいけない作業があります。プレースメントの除外です。

ディスプレイ広告ではターゲティングやクリエティブといった側面に頭がいきがち。
守るより攻める方が運用している感があるからでしょう。または除外作業には手が回らないのかも知れませんね。実際に地味なプロセスですから。

しかし運用が進んでいるならプレースメントの最適化を意識してください。施策を打つより無駄を削ぎ落とす方が成果を出しやすいからです。

それゆえ定期的に配信面を精査しましょう。CPAを担保し、予算を適切に割り振れば、運用に好循環を起こせます。とりわけ広告費が多い場合では。

今回は「GDNのプレースメントの除外」について解説します。

プレースメントの除外とは

配信実績があるプレースメントへの出稿を停止する機能。

つまり意図しない掲載先があれば配信ストップにできますね。

配信面を除外するメリット

プレースメントを除外するメリットを見ていきましょう。

無駄な広告費を削減できる

無駄な広告費を削減できます。説明しましょう。
GDNは広告が届く配信先が膨大です。

もちろんアプローチの機会が増えれば運用で有利になる。しかし同時に質の悪いプレースメントも出てきます。言葉を変えるとCVが起きません。

この状態で配信し続ければどうなるでしょう?CPAが悪化することは明白ですね。放っておけばアカウント全体の足を引っ張りかねません。これを防ぐために不要なプレースメントを除外するのです。そうすれば無駄な広告費を消化せずに済む。

パフォーマンスが悪い原因の一つに不要なプレースメントの存在が挙げられます。そんな時は停止すれば悪循環を断ち切れる、と認識してください。

質の良い配信面に広告が届く

質の良い配信面に広告が届きます。前述したようにGDNが束ねているプレースメントは膨大。そのため無駄な出向先を停止すれば他へ配信されますね。

つまり予算が適切に配分されパフォーマンスを見込めます。なのでGDNでは定期的にプレースメントを精査するべき。理想は以下のプロセスを通ることでしょうか。

  • 成果の悪い配信面を除外する。(CPAの悪化を防ぐ)
  • 浮いた費用で他のプレースメントに配信する。(CV数を増やす)
  • 上記のプロセスを定期的に繰り返す。
  • プレースメントの最適化が進む。

今はWebメディア全盛期の時代。ネット上には多くのサイトが散らばっています。商材と合うものもあればそうでないサイトだってある。このような背景があるゆえプレースメントを最適化すれば成果が変わるのです。

プレースメント除外の設定方法

実際に配信面を除外していきましょう。

まずはプレースメントを除外したいキャンペーンまたは広告グループを選択。
1.「プレースメント」をクリック。

2.「広告の掲載先を確認」を選択。

3.除外したいプレースメントを選ぶ。

4.「編集」をクリックし「広告グループから除外」「キャンペーンから除外」のいずれかをクリック。

指定したプレースメントへの配信を停止できました。

配信面を除外するなら広告グループ単位で行いましょう。一つの広告グループで相性が悪くても、別ではパフォーマンスが出る場合があるからです。いきなりキャンペーン単位で停止するとビジネスロスを起こしかねません。

配信先を停止する判断基準

配信先を除外する基準を見ていきます。
仮に停止する必要のないプレースメントを除外すれば本末転倒。機会損失が起きるだけですね。それゆえ本当に無駄なものを除外するべきでしょう。この考えに則り以下を紹介します。

・極端にCPAが悪い配信先を停止する。
・商材に合わない配信先を停止する。

この二つ。順に解説していきます。

極端にCPAが悪い配信先を停止する

極端にCPAが悪いなら停止しましょう。許容CPAが5000円の商材で考えてみます。以下のパフォーマンスが得られました。

  • 配信先AのCPAは5000円。
  • 配信先BのCPAは10000円。
  • 配信先CのCPAは15000円。
  • 配信先Dは15000円を消化して0CV。

この場合どれを除外するべきでしょう?真っ先にCとDを停止してください。許容CPAが3倍を超えるとアカウントの足を引っ張る可能性が高い。言い換えればボトルネックになっているわけです。

なので配信停止にして他のプレースメントへ予算を寄せる。こうやって運用の展開を変えていきましょう。

除外は一定期間が過ぎた後で行ってください。短期ではパフォーマンスが悪くても、長期ではそうでない場合もあるからです。1ヶ月は様子を見てください。

商材に合わない配信先を停止する

商材と関連性がなくCPAが2倍以上なら停止しましょう。
このパターンはターゲットがはっきりしている場合、または予算に限りがあるシーンで噛み合います。英会話スクールの集客で考えてみます。許容CPAは15000円。以下の配信結果が得られました。

  • 韓国スクールのWebサイト。
  • 30000円を消化して1CV。

さてどうするべきか。この場合は除外してしまうのが無難ですね。英会話を学びたい人が韓国語のサイトを見るとは思えません。

もちろんCVする場合もあります。しかしCPAが高いなら違うサイトに配信するべきではありませんか。とりわけ予算に上限があるなら。まずは成果の良いプレースメントで勝負しましょう。そして一定期間が経ち、より新規顧客開拓を望む場面で幅を広げれば良いのです。

プレースメントを除外する際に気をつけるべきこと

リマーケティングのCV数が多いなら除外作業はデリケートになってください。ここは丁寧に見ていきましょう。基本的にGDNでアプローチするのは潜在層です。

しかしリマーケティングなら検討層へアプローチできる。サイト訪問済みユーザーに広告を届けるためです。

このような性質上、GDNで商材を認知させて最後はリマケで刈る、という流れが出来上がりますね。つまりリマーケティングの成約数が多いことを意味します。問題は次。リマケ経由のCVはその他の機能には加算されません。少しややこしいので掘り下げましょう。

仮にコンテンツターゲットを活用しているとします。その上で追客していれば次のような数値が得られやすい。

  • コンテンツターゲットはCPAが高い。
  • リマーケティングはCPAが低い。

この場合前者のパフォーマンスが悪いのでしょうか?そうではありません。商材を認知したユーザーはリマーケティング経由でCVしているのです。

この時アカウント上ではリマーケティングにCVが加算される。逆に最初の起点であるコンテンツターゲットには成果が計上されません。この状況でコンテンツターゲットの除外をすることは悪手になりえる。最後に刈り取るための接点を失くすことになるからです。

つまり部分的にCPAを担保しても全体のCV数が減ってしまうのです。こうなると最適化は進みません。

ではリマーケティングを含めた上でどうプレースメントを判断するべきか。絶対の唯一解はないものの、CPAが3倍近いなら停止しましょう。リマケを含めても赤字の可能性が高いです。除外を迷う場合はひとまず配信してください。そして時間が経った頃にデータを確認する。その時に配信先を精査すれば良いのです。

まとめ

今回は「GDNのプレースメントの除外」について解説しました。
おさらいです。不要な配信面を除外すればCPAの高騰を防げる。そして他のプレースメントに広告が届き予算配分が調整されます。

しかし除外作業は根拠を持って行いましょう。獲得単価が3倍以上であれば停止して問題ありません。

運用が進んだ段階では除外だけでパフォーマンスを改善できます。とくに広告費が多いならこの傾向は顕著です。

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