リスティング広告

リスティング広告のメリットとデメリット。

リスティング広告のメリットとデメリット。

Web広告の定番と言えばリスティング広告。
すぐに成果を出せるのが、人気のマーケティング手法たる所以です。費用対効果も測定でき、結果を評価しやすいですね。

しかしプラスなことだけではありません。活用する企業が増えたため、以前より運用の難易度が上がったからです。不慣れならCVに繋げられないでしょう。

リスティング広告は魔法ではなく、あくまで一つのマーケティング手段。正しい方向で、かつ地道な運用プロセスが求められます。この基準を担保することで大きなリターンが返ってくる。

つまり実施するなら「プラスの面」と「マイナスの面」を理解しておくべきです。今回は「リスティング広告のメリットとデメリット」を徹底解説します。

リスティング広告のメリット

まずはメリットから見ていきましょう。

即効性がある

他のWeb広告に比べて「即効性」があります。
極端に言えば、始めたその日に売上が立ちます。

なぜこんなことが可能なのか。仕組みを考えることで理解が進みます。
リスティング広告は、見込み客に検索エンジン上で接触する手段です。ここが重要なポイント。検索ユーザーは「知りたい、調べたい」といった能動的な行動をとるため、検索結果で表示された情報に関心が強いのです。

つまり「モチベーションの高いユーザー」に広告が届くので、反応が良く、成約率が高いと言うわけです。

上記はキーワードの観点で考えても納得できるでしょう。
仮に、購入に繋がりそうなキーワードで、広告を表示させればどうでしょう?

当然CVしやすいです。つまり「成約しやすい見込み客」に接触できるのです。

ここまでの内容で「それならSEOと一緒では?」と思うかも知れませんね。

SEOとは

検索結果でサイトを上位表示化させる手段。

いえ、二つの集客方法には「違い」があります。SEOではサイトが上位表示されるまで時間がかかる。分野によって違いはありますが、1年ぐらい結果が出ないこともざらでしょう。長期スパンで考えるなら別ですが、大抵はそんなに待てません。すぐにでも売上を上げたいはずです。

ところがリスティング広告なら問題を解決できます。広告を出稿するだけなので、検索結果の上位部分をすぐ抑えられる。つまり「検討ユーザー」に接触するまでの時間を「短縮」できるのです。

いかがでしょうか。「質のいいユーザー」へすぐにアプローチでき、売上を立てられる。リスティング広告は「即効性」がある、と言われる所以です。

費用対効果を測れる

費用対効果を把握できます。
これを可能にしているのが「コンバージョン(CV)」と「CPA」の概念。仕組みを見ていきましょう。

コンバージョンは、ユーザーが広告をクリックし、サイト内で特定の行動(購入や問い合わせ)に至ることを意味します。

簡単に言えば、リスティング広告の成果地点を表す、と認識してください。
つまりCVポイントを「購入」にすれば、広告が売上に繋がったか判断できるわけです。

「1CV当たりにかかった広告費」を示すのがCPA。

少ない広告費で売上に繋がれば何が起きるでしょう。リスティング広告から「利益」が発生しますね。従ってCPAを担保しつつCV数を増やしていく。これがリスティング広告王道のパターンです。

おさらいです。CV、CPAにより費用対効果を測れ、利益を出せるように運用できる。そしてビジネスが加速します。正にリスティング広告の醍醐味でしょう。

参照リンク :

なおCVについては、以下の記事でより詳細にまとめています。ご参照ください。

コンバージョンとは?adwordsに必要なコンバージョンの定義と種類。

CPAに関しては下記にまとめました。ご参照ください。

CPAとは?計算方法と目標CPAの定め方。

ターゲット層に広告が届く

ターゲット層に広告が届きます。
第一に、キーワードを軸にしてターゲティングできるからです。

例えば、ダイエットサプリのECサイトで考えてみましょう。仮に「ダイエットサプリ 通販」と検索をかけるユーザーへ広告を届ければ、成果はいかほどのものでしょうか。

もうお分りですね。CVを期待できます。つまり見込み客が検索するワードを予想し、広告を出稿していけば、的確なアプローチを実現できるわけです。

第二に違う側面からのターゲティングも可能。例えば、見込み客がスマートフォンユーザーならどうか。この場合、スマートフォンのみで広告を表示できます。

それでは「東京」にいるユーザーに接触したいなら?問題ありません。広告配信エリアを東京だけに指定すれば良いのです。

つまりあらゆる側面から「ターゲット」を絞り込み、希望するユーザーに広告を届けられる。リスティング広告の費用対効果が高い所以でしょう。

大きなリターンを得られる

前述の通りターゲット層に広告を届け、CPAを担保すれば利益が出ます。
このラインを突破したなら、更に最適化を図ることで、CV数を増やせます。

部分一致を使えば、配信対象が広がり、新規顧客開拓に成功する。

自動入札を利用すれば、CPAが安定されるよう、CV数を稼げる。

つまり運用に力を入れるほど、パフォーマンスが向上するのです。

リスティング広告は奥が深い。それゆえやり方次第で、大きなリターンを得られます。最適化がある段階まで進んだなら、毎月の利益が「ストック化」されると言っても過言ではありません。これこそ最大のメリットだと私は考えています。

参照リンク :

部分一致の仕組み、扱い方に関しては下記をご参照ください。

部分一致とは?メリットや設定方法、効果的な使い方まで徹底解説。

リスティング広告のデメリット

続いてデメリットを見ていきましょう。

難易度が上がってきている

難易度が上がってきています。
成果を上げるならリスティング広告、というイメージは定着しつつあるもの。つまり、Webマーケティングに力を入れている企業は既に実施済みです。

またスマホの台頭に伴いネットユーザーが増えたため、Web広告を始める中小企業も多くなりました。従って、リスティング広告を利用する広告主は増加の一途を辿っています。

競合だらけになると一体何が起きるのでしょう?限られた広告枠を奪い合うことになるため、クリック単価が高騰します。

そしてクリック単価が跳ね上がれば、CPAも悪化するのです。

これら一連の背景こそが、以前より成果を出しづらくなった所以。言葉を換えるなら、やれば簡単に利益を出せる、と言うほど甘くありません。

誰が運用をするかで成果が変わってしまう

デメリットの度合いが一番大きいのがここでしょうか。
広告運用は「属人」的なスキルであるため、「誰」が担当するかで成果が変わってしまう。つまり運用者に知見がなければ、売上に繋がりません。

仮に多くのCVを見込めるのに、運用力が足りず、半分の成果しか得られなかったら?

発生する利益も半減します。しかもこれが毎月続いてしまうわけです。

なぜ「運用力」に大きな差が出るのか。それはリスティング広告が難しいことに起因します。大枠の攻め方だったり、局所的な部分だったり、プロならあらゆる場面を切り抜けられるもの。しかし経験がなければ「最適な一手」を打てません。この積み重ねが数字に表れてしまうのです。

メリットに「即効性」を挙げましたが、しっかり運用していることが前提。ここを履き違えてはなりません。「誰」が担当するかで結果が大きく変わる。覚えておくべき重要事項でしょう。

プロに頼むのも一つの手

上記の経緯もあり、リスティング広告の運用はプロに頼むのも一つの手です。大きな利益を手にしたい広告主様はこちらからご連絡ください。

まとまった資金が必要

まとまった資金が必要です。
短期間で成果を出せますが、常に「広告費」がかかるのも事実。リスティング広告では、売上に繋げるまでの「時間」を「お金」で短縮しているに過ぎません。

言い換えると、費用をかけたのに失敗するリスクもあるのです。とりわけ運用の初期段階においては。そのため「資金面」ではゆとりを持って始めるべき、と私は考えています。

一番良くないのが少しだけ費用をかけ、「損」を出し、すぐに見切りをつけること。最適化の途中で諦めてしまうパターンですね。

これなら始めからやらない方がマシでしょう。無駄な広告費だけかかるからです。

小さく始めて成果を出す、または失敗をする。そこで結果を振り返り、仮説を立てて次の一手を打つ。そしてある段階で最適化が進み、大きな利益を手にする。これがリスティング広告成功のプロセスです。

短期的な失敗があっても、データだと割り切れるくらいの「胆力」がなければ、大きなリターンは望めません。

まとめ

今回は「リスティング広告のメリット、デメリット」について解説しました。

即効性があるので短期で売上を立てられます。しかし競合が増え、CVへのハードルが上がってきてるのも事実。運用者にアップデートが求められているのは間違いありません。

また、広告主にも辛抱強さが必要とされます。本当の意味で成果を出すには時間がかかるもの。

正しい方向で、地道に運用をしていけば、最適化が進み、大きな利益を手にできます。

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