商材をたくさんの見込み客に知ってもらいたい。
こんな悩みがあれば、GDNにぴったりな配信メニューがあります。
それは「トピックターゲット」。GDNの中でも配信ボリュームが抜群であり、商材のジャンルに関連したサイトに広告が配信されます。つまり「認知施策」にぴったりです。
販促活動において「認知」の効果は非常に大きい。商材を知ってもらった後に、リマーケティングで追客したり、指名検索でCVに繋げたり、刈り取り施策のパフォーマンスまで向上するからですね。
トピックターゲットで幅広く攻めて、その後にしっかり刈り取る。GDNで確立された一つのCVパターンと言えるでしょう。
今回は「GDNのトピックターゲット」について徹底解説します。
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トピックターゲットとは
トピックターゲットはGDNと提携している「配信面」をターゲティングする機能です。
特定のトピックを選択すると、そのトピックに関連したWebページに広告を届ける仕組みですね。例えば「音楽、オーディオ」の項目を指定すれば、音楽関連のWebページへ広告が配信されます。
トピックにはより対象範囲を狭めた「サブトピック」なるものが。
先ほどの「音楽、オーディオ」関連でいえば、「CD、楽曲販売」のサブトピックがあります。つまりサブトピックを選ぶことで、より相性の良い配信面をターゲティングできるのです。
まずは商材に合うトピックがあるか。その上でより合致するサブトピックはあるのか。トピックターゲットを使う際にはこの視点を意識してください。
なおトピックの種類は2000以上もあります。つまり、あらゆるジャンルのWebサイトをターゲティングできます。
コンテンツターゲットとの違い
混同されやすいのが「コンテンツターゲット」との違いでしょうか。間違いやすい箇所ですので、ここで整理しておきましょう。
トピックターゲットが特定の「ジャンル」に関連したサイトをターゲティングするのは先述の通り。一方コンテンツターゲットは、「キーワード」を軸に配信先を選んでいるのです。
つまり配信面をターゲティングする部分では同じ。しかしそのやり方が、Googleに分類された「トピック」なのか、設定した「キーワード」なのか、という点において異なるわけです。
また配信ボリュームの「量」においても違いが出ます。トピックターゲットは幅広い配信面に広告を届ける。それに対しコンテンツターゲットは、キーワードを軸にやや配信先を絞ります。言い換えると、アプローチできるユーザー数が異なる、とも言えるでしょう。
どちらを採用するべきかは、シチュエーションによって異なるものの、ここでは「ターゲティングの方法」「配信ボリュームの量」が違うことを認識しましょう。
参照リンク :
なおコンテンツターゲテットについては、以下の記事で詳しく解説しています。ご参照ください。
トピックターゲットのメリット
トピックターゲットのメリットを見ていきましょう。
潜在層へ大量にアプローチができる
大量のユーザーに広告が届けられます。
つまり商材を認知させたい場合や、新規施策を実施したい場面で活用しやすいです。
他には、リスティング広告に限界を感じているタイミングでも使えますね。検索ボリュームが足りなくても、認知の量を増やすことで、検索数が増えるためです。
トピックターゲットでは、たくさんの潜在層に向けて商材をアピールできる。このように解釈しておくと良いでしょう。
トピックターゲットの設定方法
実際にトピックターゲットを設定していきましょう。
キャンペーンを作成する
まずはGDN専用のキャンペーンを作成します。
1. キャンペーンタイプで「ディスプレイ」を選択。
その他の設定をし保存すれば、GDN用のキャンペーンが作成されます。
広告グループで設定する
トピックターゲットは広告グループ単位で設定します。
1. 広告グループを選択。
2. 「トピック」をクリックし「トピックを追加」を選択。
3. トピックの中から使用したい「カテゴリー」を選ぶ。
4. 「保存」をする。
後は広告を作成すれば配信開始です。
「トピック」「サブトピック」は複数選択できます。
トピックターゲットで効果を上げるために
トピックターゲットで成果を出すための「考え方」「方法」をみていきましょう。
特徴は潜在層への配信ボリュームを多く出せることでしたね。つまりトピックターゲットはあくまで認知施策。単に配信をしただけでは、成果に繋がりにくいことも否めません。
ではどうするべきか?第一には刈り取りの施策と組み合わせ、CVへ繋げることが大切。第二にはターゲティングの精度を高めることでしょうか。これらを踏まえ、以下の方法を紹介します。
・リマーケティングと組み合わせる。
・指名ワードと組み合わせる。
・ユーザー属性を絞り込む。
・成果の悪いプレースメントを除外する。
この4つ。それぞれ見ていきましょう。
リマーケティングと組み合わせる
リマーケティングと組み合わせることは必須です。
リマーケティングとは
サイトへ訪れたことのあるユーザーが、GDNと提携しているサイトを閲覧しているタイミングで、再訪問を促す広告を見せる手法です。
先述の通り、トピックターゲットは認知施策であるゆえCPAが高騰しがち。そこで最後はリマケでCVに繋げ、全体のCPAを担保しよう、というわけです。
まずはトピックターゲットで多くの潜在層にアプローチ。この段階で商材を認知してもらいましょう。
その後、一定数のユーザーをリマーケティングで刈り取ります。
「認知」-> 「追客」の流れを確立することで、成果を悪化させることなく、トピックターゲットの強みが生かされますね。
参照リンク :
なおリマーケティングの仕組み、設定方法、効果的な使い方に関しては下記にまとめています。ご参照ください。
指名ワードと組み合わせる
指名ワードへの配信も忘れてはなりません。
商材を認知したユーザーのうち、能動的な見込み客は、指名検索をしてくれるからです。
指名ワードとは
自社の商材名やブランド名を表すキーワードのこと。
私達の購買活動に置き換えてみましょう。検討中の商品に対し「やっぱり買おう!」と意欲が高まる瞬間、ありませんか。そんな時はお店に出向いたり、直接サイトに訪れたりしますよね。
簡単に言うと、指名ワードではこのようなユーザーに接触できます。言い換えると、購入する意欲が高まった段階でアプローチできる。つまり指名ワードはCV率が高く、CPAを担保できるのが利点です。
トピックターゲットで「認知」の量を増やし続ければ、指名検索を行ってくれる見込み客が一定数現れるもの。ですから常に指名ワードの広告枠でチャンスを伺い、検索してもらったタイミングで刈り取ろう、ということなのですね。
このプロセスは次のように表せるでしょうか。
- トピックターゲットで「潜在層」へアプローチ。(CPAが高騰する)
- 指名ワードで「明確層」を刈り取る。(CPAが下がる)
- 全体のCPAを悪化させないまま、CV数を着実に増やす。
認知施策を使うときは、最後はどのように刈り取るか、を常に意識してください。
参照リンク :
指名ワードのメリット、デメリット、応用的な使い方については以下に内容をまとめました。ご参照ください。
ユーザー属性を絞り込む
トピックターゲットでは大量のユーザーに広告が届く。
そうであれば、よりターゲット層に接触できるよう、配信対象を定めたいものです。そこで役に立つのが「ユーザー属性」の絞り込みでしょうか。
ユーザー属性とは
ユーザーの「年齢」「性別」等の属性を指します。
例えば若い女性用の商材で考えてみましょう。この商品の広告を男性に届けたところで、CVは起きません。仮に成約しても、CPAが高騰するので、やはり配信を控えるべきです。
それでは、若い女性にターゲットを絞り込めばいかがでしょう?
パフォーマンスが向上することは明白ですね。見込み客にアプローチすれば、そうでない場合よりも、CPAを担保しやすいからです。
潜在層にアプローチするなら、可能な限りターゲットを絞る。そうすればCVへのハードルが下がる。更には、刈り取り施策でも効果を発揮しやすくなります。このプロセスを経ることで、トピックターゲットの効果が高まることを認識してください。
参照リンク :
なおユーザー属性に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。ご参照ください。
成果の悪いプレースメントを除外する
プレースメントの精査を定期的に行うよう心がけてください。ここは丁寧に見ていきましょう。
一定期間トピックターゲットを使い続けると、「成果の悪い配信面」が出てきます。
なぜでしょうか?それは幅広いWebサイトをターゲティングするため、商材に合致しない出稿先も少なからず含まれるからです。
つまり「相性の悪い面」に配信され、成果に繋がらず、CPAが圧迫されることが結構あるのです。
そのため定期的に出稿先の成果を確認し、CPAが高騰しているなら、除外していきましょう。
このプロセスを通すことで、無駄な広告表示を避けつつ、成果の見込める配信面に広告が届くようになる。つまりパフォーマンスが向上するわけです。
トピックターゲットは広範囲にターゲティングするゆえ、相性の悪い面は除外する。地味な作業ですが、成果向上のための大事なポイントだと認識してください。
参照リンク :
プレースメントの除外に関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。ご参照ください。
まとめ
今回は「GDNのトピックターゲット」について解説しました。
一番の特徴は、多くの潜在層へアプローチできることでしたね。活用するなら「認知」->「刈り取り」の流れを構築させるよう、意識しましょう。
注意点としては「ターゲティングの幅」が広すぎてしまうこと。そのため「ユーザー属性」を絞り込んだり、「不要なプレースメント」を除外したり、違った角度からターゲティングの最適化を図ってください。
配信ボリュームが多い手法ゆえ、うまく使いこなせば、新規顧客開拓に成功します。